外来だより

外来だより 2017年 11月号

2017年11月01日

よく夏バテという言葉は耳にしますが、秋バテという言葉はご存知ですか?
夏バテといえば、猛暑により体力が奪われ、次第に食欲がなくなっていきます。そのため、元気がなくなり何をするにもやる気がでない、よく眠れないという症状が起こります。
では、秋バテとはどのような症状なのでしょう。
秋バテとは、食欲がなく胃もたれをする、寝ても寝たりない、疲れやだるさがとれない疲労感、倦怠感などが挙げられます。症状は夏バテとよく似ています。夏バテになっても、通常は涼しくなると改善されますが、症状が改善されない場合は、気づいたら秋バテになっています。
原因は、夏に冷房下でずっと過ごすことで、体が冷えてしまい自律神経が乱れ、血のめぐりが悪くなることによって起こります。そのため、体を温かくし、血のめぐりをよくすることが大切ですね。
では、対策を考えていきましょう。まず湯船に10~30分の入って体を温めると良いです。温熱効果で血のめぐりもスムーズになりますよ。この季節は、シャワーのみを避けた方が良さそうです。他には、外気との温度差が5度以上を超えるとバランスを崩しやすいのでクーラーの温度設定には気を付けてください。また軽い運動や、温かいものを食べるなどして体を冷やさないようにすると良いですね。
今年もあっという間に秋が終わります。食欲の秋ですので美味しいものを食べて元気にお過ごし下さい。(K・S)