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外来だより 2018年 4月号

4月になり新しい環境へと変わった方は多いのではないでしょうか。慣れないことばかりで疲れてしまいますよね。お休みの日はゆっくりしたいと思われるかもしれませんがせっかくの春です。桜を楽しみませんか?  桜が毎年この時期に咲くのはなぜでしょう。桜の木は桜の花が散ってから3ヶ月後くらいに次の花のもととなる「花芽」(「はなめ」または「かが」)を作ります。しかしこの花芽はいったん眠ってしまいます。それから気温が低い状態がしばらく続くと目をさまして育ち始め、春が来て温度があがりいっせいに咲く仕組みです。桜が咲くには冬の寒さと春の暖かさの両方が必要みたいですね。ただ、早春や晩春など開花時期には違いがあります。

桜はバラ科サクラ亜科サクラ属に分類されます。ヒマラヤ原産とされ北半球の温帯に広く分布しています。日本の桜はヤマザクラやオオシマザクラなど10種程度の野生種があり、これらから自然・人工交配によって生まれた品種が300種以上あるといわれます。昔からあるヒガンザクラやシダレザクラには天然記念物になっている名木もたくさんあります。

桜といえば「ソメイヨシノ」を思い浮かべますよね。ソメイヨシノの誕生の経緯は諸説ありますが、江戸時代後期に江戸の染井村でエドヒガンとオオシマザクラを交配させて作ったという説が有力です。

古来、桜の開花は農耕行事と関係があり、ヤマザクラの花が咲くと種まきや田植えの準備を始めたため「種まき桜」「田植え桜」などと呼ばれました。万葉集や古今和歌集には桜を詠んだうたが多数あり、古くから桜が日本人に愛されていたことがうかがえます。桜の美しさだけでなく、散っていくはかなさも日本人の心をとらえてきました。

綺麗に桜が咲いているのをみると心が弾みます。今年の大分の桜の開花は3月23日でした。全国の桜もそろそろ見ごろだと思います。みなさんもお時間があればぜひお近くの桜をゆっくりと眺めてみてください。                          (Y・S)