お知らせ

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外来だより 2018年 10月号

眼科検診

紅葉の色づく季節となりました。過ごしやすい涼しさとなり、何か始めるには良い季節ですね。十月といえば、毎年この新聞でお伝えしている「眼の愛護デー」。10月10日に眼の愛護デーとして、二大失明原因である緑内障と糖尿病網膜症を啓発しています。市民公開講座や健診、メディアにおける啓発、今年3月には「ライトアップinグリーン運動」といって、緑内障の啓発にちなんで、札幌テレビ塔、通天閣、京都タワーなど53都市85ヵ所で緑のライトアップがされました。ここ大分県でも、大分駅で緑色にライトアップされたのをご覧になった方もいるのではないでしょうか。どちらの病気も早期発見が求められるため、健康診断や、眼科受診してみようかなというきっかけになればと思います。なお、10月8日月曜日には「アイフェスタin大分」が、コンパルホールにて開催されます。眼科無料健診や福祉機器展示会、そして大分大学医学部眼科教授、久保田敏昭先生による眼の健康講座などがあります。この機会にぜひ足を運んでみてください。  緑内障に関しては、当院では眼圧検査や2つの視野検査の機械を使って定期的に経過をみています。そもそも緑内障とは眼圧が高く視野の欠ける病気ですが、眼圧が高いからといって全員が緑内障というわけではありません。定期的に眼圧を測定し、視野検査等をしながら経過をみていきます。一度眼圧の値が高いことがあれば、緑内障であるか、もしくはこれから移行する可能性があると診断します。それから、これからの治療方針を決めていくようになります。よく、眼圧の値が高いことだけが分かり、自分はもう緑内障だと言われたと早とちりして、帰り際に受付で「落ち込んだ」とおっしゃられる患者さんがいます。詳しい検査をしてみないと何とも言えませんし、緑内障と診断されたからと言って、明日明後日、すぐに失明するという訳ではありません。経過観察をし、きちんとした治療を行えば進行を緩やかにすることも可能な場合もあります。少しでも早く、眼圧が高いことが分かってよかったと前向きに考えてもらえたらいいですね。  一度欠けた視野は元には戻りません。まずは必要な検査を一つずつ受けて、一つずつ病気についてご理解頂きたいと思います。この機会に、ご家族やご友人、周りの方々に健診をすすめていただけたら幸いです。
(A.H)