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外来だより 2020年 3月号

花の便りが聞かれるこの頃、今年は暖冬のせいか、いろんな花の開花が例年より早いようです。ただ今年ばかりは春が来てもなかなか明るい話題に飛び付けそうにありません。

新型コロナウィルスによる肺炎が中国において武漢市を含む湖北省を中心に感染者が今なお増えており、世界中で拡大しています。国内でも、中国からの帰国者及びクルーズ船の集団感染者の対応に始まり、徐々に感染者が増えつつあります。治療の確立、流行の封じ込めはしばらく難航しそうです。

1月の終わりころでしたか、ちょうど中国に渡航歴のない日本人のコロナウィルスの感染者が報じられた頃だったと思いますが、ご存知の通り、薬局からマスクが消えました。ウィルス対策及び毎年のことながら花粉対策にとドラッグストアをめぐるも空っぽの棚を見て「遅かりし」と嘆くはめになりました。2002年~2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)、2009年に大流行した新型インフルエンザの時を超える勢いだったような気がします。きっと誰かが買い占めただけではなく、誰もが新型コロナウィルスに備えたのだと思います。

感染対策意識が高まり、手洗いやアルコール消毒を小まめに行ない、マスクをする方が増えたことで、今年に入って2月にインフルエンザ患者数が過去10年間で最少と国立感染症研究所の発表があり、結果的には良い効果をもたらしていることもあるようです。

インフルエンザと同様の感染予防対策を徹底することで、新型コロナウィルスの感染は予防できます。予防には「こまめな手洗い」「手指消毒薬の活用」「人混みでのマスク着用」がとても有効です。また、咳、鼻水、喉の痛みなど呼吸器症状のある方はマスクを着用してウィルスを飛沫させない事がもっとも大事な感染拡大防止策になります。

マスクの着用は予防効果がもちろんありますが、感染者の飛沫を浴びることよりも感染者が触ったかもしれない電車やバスのつり皮、公衆施設のドアノブや手すり、遊具、小銭や紙幣を触る率の方が断然多いはずです。マスクをしていても、ウィルスのついた手で顔を触ったり、食事をすると全く無意味です。感染対策には、こまめな手洗いを特に重視しましょう。まずは、帰宅時、食事前後、トイレ前後を徹底すると良いですね。

当院に診察にお越しの患者さんにお願いですが、37・5℃以上の発熱と咳や鼻水、のどの痛み等の呼吸器症状のある方は必ずマスクを着用し、スタッフにお声かけください。また、眼科はマスク着用のままでも診察や検査を受けられますので、予防を含めマスク着用の方はマスクを外さずにそのまth_maru_mask_fever_girl[1]まうけていただいて大丈夫です。

今や新型肺炎コロナウィルスは身近に危険を感じざるを得ない状況に拡大しつつあります。国内での大流行への発展がなく、早く終息してくれる事を願うばかりですが、それぞれが感染防止意識を持ち、うつさない、うつされない努力をしていくことで本当に暖かい春を迎えたいなと思います。