外来だより

外来だより 2020年 6月号

2020年06月01日

6月に入り、嫌な梅雨の時期になります。沖縄県ではすでに梅雨入りが発表されました。コロナウィルス感染対策で今しばらく外出は控えるべきですが、雨が降ると一層、家にこもりがちになってしまいますね。ただ家の中でも、充実した生活にしたいものです。

さて、6月10日は時の記念日です。「時は金なり」とよく言われますが、時間は誰にでも平等に与えられた唯一のもの。有効に使うか、無駄に使うかはその人次第ですが、二度と取り戻せない大切なものです。時間を大切にする気持ちと、余裕のある行動を心掛けたいですね。日常生活の中でついつい「早くして」「急いで」と他人を急がせたり、また自分自身もだらだら過ごしてしまった結果、時間に余裕のないといった日常になっていないでしょうか。早めの行動、段取りを良くすれば、物事がスムーズに進み気持ちよく過ごせます。時間の余裕ができれば心の持ちようも変わるし、違った景色が見えてくるはずです。

先日、立ち寄ったお茶屋さんでこんな文句が目に止まり、書き留めてみました。

心の持ち方・・・

1.はらを立てるよりゆるす方がよい。

2.にくむより愛する方がよい。

3.不平を言うより感謝する方がよい。

4.ぐちを言うより喜ぶ方がよい。

5.りきむよりまかせる方がよい。

6.いばっているより謙虚な方がよい。

7.うそをつくより正直な方がよい。

8.けんかするより仲よくする方がよい。

コロナ疲れで憂鬱な日々の中に何か気持ちを助けてくれそうな教えのようでした。

現在、勢いを縮小しつつあるものの、新型コロナウィルスに関するニュースが毎日あふれています。終息できずにいる状況や迫りくる可能性のある感染の2波、3波への恐怖からメンタルの不調を訴える方が増え続けています。情報を得る事は大事ですが、そこに時間を費やし過ぎず、心の持kaichu_dokei[1]ち方を変え、十分な睡眠や運動、そしてこれからの人との繋がり方を考え、人生を楽しむ方法を考える事に時間を費やす方が、ストレスを溜めずウィルス抵抗力を高めて行けそうです。是非、それぞれにとっての充実な時間のあり方を考えてみてはいかがでしょうか。

さて、これから湿度の高い梅雨を経て暑さが徐々に厳しくなる季節。感染対策をしながらの熱中症の注意も大事になってきます。水分摂取と暑さ対策をしっかり行い、外出の際には引き続き小まめに手洗いを心がけ体調に充分気をつけましょう。