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外来だより 2021年 1月号

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あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスに翻弄されました。ここ大分県でも多数の感染者が出ています。誰でも感染してしまうリスクはありますので、感染してしまった方への思いやりが大切になります。差別等を行わないようにみんなでサポートしてあげなければなりません。

新型コロナウイルスの感染が始まり1年近くが経過しました。ここに来て感じるのは、国民それぞれの「コロナ観」の違いです。国民の中にあるコロナに対する考え方の違いです。自分はコロナに感染しないように一生懸命自粛をしていても、同僚や友人から飲み会に誘われたりライブに誘うための連絡があったりなど、配慮のない人々が嫌になるといったことです。仕方なく飲み会に参加したところ、このご時世に3密を回避した居酒屋かと思いきや、客席間の距離の確保もされず、密な空間でマスクをしないで話をしている人だらけといった「密・密・密」のお店だったりと、衝撃を受け人間不信になってしまった方も多いようです。

人々それぞれの環境の格差や知識の格差、モラルの格差などから人間関係がうまくいかなくなってきています。自分の会社がリモート出社かそうでないか、エッセンシャルワーカーが家族にいるか(もしくは自分自身がエッセンシャルワーカーか)、会食禁止・制限などの規制が社内にあるかそうでないか、高齢者と同居か1人住まいか、コロナで受けた経済の打撃が大きいか小さいか、そもそも責任感のある人かそうでない人か、感染の影響に対しての理解力が高い人か低い人、または理解ができない方か、など普段相互関係を持っているはずの相手が理解できなくなってきています。

電車の中でマスクをする理由として単に相手に移さないといった直接的な理由ではなく、マスクをしないと周りの人が不安になるだろうなといった思いやりの心、エチケットとしてのマスク着用が必要であると考えるべきでしょう。いずれにせよ相手を思いやる気持ち、相手が不快にならないような行動がいい人間関係を築けるのではないのでしょうか。「私は家から出ない。絶対出ない。だから(病院の待合室や診察室の中でも)マスクはしない。必要ない」とおっしゃった患者さんがいらっしゃいますが、待合室で同じ空間を共有している他の患者さんへの思いやり、我々エッセンシャルワーカーへの思いやりの心をぜひ持っていただきたいと思います。

新型コロナウイルスによってベッドが埋まってしまうと、癌や骨折、肺炎、脳梗塞など他の病気の患者さんが治療を受けられなくなってしまいます。医療資材、ベッドも大切です。しかし、最後は人です。多くの病院で医療スタッフが辞めたり、やめる一歩手前になっています。それをなんとかやめないでと説得して確保しているのが現状です。今の日本の状況は、かつてのイギリスと同じです。ちょっとGOTOをした結果、再びロックダウンになってしまいます。

当院では来院される全ての患者さんにマスクの着用を御願いしています。今年は早くコロナが収束し、みんなで楽しく過ごせる1年になればいいなと思います。今年もよろしくお願いします。