お知らせ

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外来だより 2021年 6月号

今年も早いもので梅雨に悩まされる6月がやって来ました。皆様いかがお過ごしでしょうか。これから湿度が高く、蒸し暑さが増し、マスクの着用がますます辛く大変な毎日となっていきます。夏に向けて、マスクをつけている事で体調を崩しやすくなってきます。暑さ対策に十分気を付けて頑張っていくしかありません。

さて、この先いつまで続くかわからないコロナ禍の中、私達は職場や家庭内での感染対策を続けながらの制限された環境の中で「不安、心配、焦り」と、いった負の感情を持つ事が多くなってしまい、ストレスを1人で抱えこんでしまい、怒りやイライラが強くなる日もあるのではないでしょうか。

皆さんは、「アンガーマネジメント」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか。怒りや苛立ちなどの感情と向き合ってうまくコントロールし、適切な問題解決や円滑なコミュニケーションにつなげるスキルの事を言います。アメリカでは1970年代から心理教育として浸透してきており、日本でも教育、ビジネスの分野で広がっています。怒る事は決して悪いことではありません。感情にフタをすると逆にストレスの原因ともなりかねません。大切なのは怒りをどのように適切に伝えるか、そしてどう鎮めるかです。

このアンガーマネジメントのスキルを使って、怒りやイライラのコントロール方法として次のようなものがあります。

  • ゆっくり6秒数える。6秒あれば理性が働き、心が落ち着いてきます。
  • 深呼吸をする。
  • 自分だけの魔法の言葉を唱える。たとえば「気にしない」「大丈夫」「大した事じゃない」など。
  • 怒りのレベルを数値化する。いつもの平穏な状態を「0」、人生の最大の怒りを「10」に設定します。評価して点数をつけるプロセスで、自分の感情に対する客観性が高まり、落ち着き冷静になれます。
  • 頭を空っぽにしてみる。怒りによりマイナスの考えが次々と沸きおこりがちなので、「ストップ」と唱え思考を停止させてみるのも効果的です。
  • 怒りをメモする。「どこで」「何が」など、書いているうちに収まってくる。
  • 過去の成功体験や嬉しかった経験を思い出してみる。

一説には「人は怒りを上手にコントロールできると、年収が2倍になり、平均寿命が7年長くなる」のだとか。コロナ禍で色々な面でストレスがたまりやすいとは思いますが感情的にならず、冷静にいきたいものです。せっかくの人生、仲間と楽しく働き、友人と励ましあい、家族と支えあって明るく生きたいですね。