外来だより

外来だより 2013年 6月号

2013年06月03日

 本格的な夏を前に木々の緑が色濃くなってまいりました。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様お元気ですか?雨の日が多くなると、出かけるのも、なんとなく億劫になりがちですが、休みの日、何か気分転換したいものです。

先日、クレイアートに家族で参加してきました。粘土で形を作るだけというシンプルなものですが、その現場では子供も大人もみんなが熱心に取り組んでいました。

 身近な素材で自由な造形を作る。私は柔軟な発想ができず、思い返せば美術の時間は苦手でした。テーマは箸置きか一輪挿しでしたが、仕上がりを拝見すると意外性のあるものばかりでした。

 主人と息子はそれぞれ一輪挿しを作り、器用な主人は先生に褒められるほどの出来栄えで息子に得意げな様子でした。一方、私は、一向に形が決まらず…結局見本と同じものを作ることにしました。娘はというと早々と猫の形の箸置きを作り出していました。私も手伝いながらいくつか作っていくうちに、どうしたら効率よくできるのかが分かってきて自然と役割分担し、2人で意見を出し合いながら作業していました。その作業がとても楽しく、完成した時は一緒に大喜びでした。

 工夫や協力をしながら一つの目的に向かってする作業は最後にとても充実感があります。また、物作りを共にすることで一体感が生まれ、子供達とたくさんコニュニケーションを図ることができました。

 室内でできる、福祉サービスのレクレーションやワークショップなど、調べてみると色々あるもので、思いきって参加してみると、人と人とがつながるきっかけ作りになり、家族や仲間の意外な一面や才能を見る事が出来、楽しいですよ。また、自分の中のワクワクも発見できるかもしれません。雨の多いこの季節、このようなイベントに皆さんも積極的に参加されてみてはいかがですか?

 さて、これから湿度の高い梅雨を経て暑さが徐々に厳しくなる季節。熱中症や食中毒、プール熱などの感染症が増えて来る時期です。県内でも感染がさらに拡大中の風疹も動向が気になります。

暑い日には、水分摂取と暑さ対策をしっかり行い、お出かけの際には、小まめに手洗いを心がけ、体調には十分気をつけましょう。  

(T.K)