外来だより

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外来だより 2013年 7月号

木陰の恋しい季節となりました。皆様いかがお過ごしですか?

最近の外来では、はやり目の症状で来院される方が徐々に増えてきました。個人的にはこの症状の方が増えると夏が来たなと感じます。さて、はやり目とはいったいどんなことなのかご存知ですか?
 結膜炎には種類がたくさんあります。その中で、短期間に集団的に発生する急性結膜炎がいわゆる「はやり目」と言われ、目からの分泌物がもとで伝染します。ウイルスによるものが最も多く、伝染性も非常に強いので感染予防がとても大切です。

自覚症状としては、充血して、涙や目やにがたくさん出たり、ショボショボ・ゴロゴロ違和感があったりします。症状がひどくなると、耳の前のリンパ腺の腫れやまぶたの腫れ、発熱などが起こることもあります。この病気に有効な薬はありません。二次感染を起こさないために抗菌点眼薬や炎症を抑えるステロイド点眼薬などを使用します。治療を途中で中止すると、くろめ(角膜)の表面に小さな点状の斑点を残し、視力低下してしまうこともあります。
 感染予防対策として、①手を石鹸でよく洗う。②人混みへは出かけない。医師の許可があるまでは、学校・幼稚園・保育園は休む。③タオルや洗面用具は別々のものを使う。共同温泉の方は、この症状が発症したら自宅のお風呂に入りましょう。このようなことを説明すると「ばい菌になった気がする」とおっしゃった方がいます。他の人にうつさないよう心掛けが大事です。目だけの症状で体は元気、でも仕事や学校などを休まないといけない。それは同僚や友人に申し訳ないような複雑な気分です。しかし潜伏期間があり、はやり目(流行性角結膜炎)7~14日、プール熱(咽頭結膜熱)5~7日で発病します。その期間は十分にご注意ください。
 休養を取って体力を落とさないことも必要です。暑さ対策も忘れず、元気に過ごしましょう。

(Y・H)