外来だより

外来だより 2010年 6月号

2010年06月01日

我が家の中学生の娘たちの制服が夏服に替わりました。6月に入り、街はすっかり、夏の装いですね。梅雨空の下、徒歩通勤の私は、自分も気分を換えてみようと思い、新しい雨傘と日傘を購入しました。だから、なんとなく、雨の日でもウキウキしているかもしれません。

さて、6月10日は、時の記念日です。「時間がない!」と、口ぐせになっていませんか?たまには、自分の時間について、ゆっくり考えてみるのも良いかもしれません。
この時の記念日の由来ですが、時間を尊重する意識を持ってもらおうと、1920年に生活改善同盟会が、6月10日を「時の記念日」に制定しました。日本書紀によると、6月10日に天智天皇が近江の大津宮(現在の滋賀県大津市)に初めて水時計を設置したとあります。当時は水の量をチェックして、鐘や太鼓で時報を知らせていたそうです。
日常生活の中で、気がつけば「急いで!」「早く!」と子供たちに連発する毎日、あっという間に24時間は過ぎていきます。今の自分に時間を尊重する意識があるでしょうか・・・例えば、朝、いつもより30分早く起きて行動していたら、その時間のおかげで、余裕のある気持ちを持て、目に入らなかった風景が見えてくる事もあるのでしょうね。努力しようと思います。

今年は手足口病がかなり流行っているようですが、これから暑くなってきますと、食中毒が発生し易く、また、目に関しても、細菌やウィルスによる感染が増えてきます。除菌効果のある石鹸でしっかり手を洗い、予防を心がけましょう。

雨の中の楽しげな子供イメージ 辞書で調べるとその他にも“五月”とつく言葉がまだあります。不思議と五月に関する言葉は他の月に比べると多いのです。月によっては、その月に関する言葉が一つも無いものもあります。こうしてみると5月が特別な月のような気がしませんか?特別な5月を満喫して下さい。

(K.S)

2010年6月1日