外来だより

外来だより 2014年 4月号

2014年04月04日

今年は積雪の回数も多く寒い日が続きましたが、やっと春らしい暖かい日も増え、桜の便りも耳にするようになったのではないでしょうか?

この季節になると、どうしても気になるのが『花粉症』今年はPM2,5の影響で悪化しやすいとも言われています。さらに、インフルエンザやノロウィルス等による感染症もなかなか下火にならない現状です。アレルギーになる人と、ならない人。いつも元気でいる人と、そうでない人の違いってなんでしょう?それは『免疫力』の差なんですね。免疫というのは、私たちの身体の敵となる細菌やウィルス等の異物から守ってくれたり、退治してくれたりする機能です。

アレルギーの人は免疫機能が過剰に働き、感染症にかかりやすい人は低下している恐れがあります。免疫力は、20~30代でピークを迎え、40代から徐々に低下します。60代後半からは、重症化しやすいと言われています。では、免疫力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

①年齢を意識し、注意する。(早めの予防を心がける)②暴飲暴食・偏食を避け、バランスの良い食事をする。(植物性タンパク質・ビタミン・ポリフェノール・食物繊維を多く摂る)③肥満予防④ストレスを上手に発散する。⑤睡眠を十分にとる。⑥タバコ・アルコール・紫外線等の活性酸素を過剰に発生させるものはなるべく控える。⑦便秘を予防し、腸内環境を整える。(善玉菌を増やす)等が挙げられます。『アレルギーは90%治すことができる』という医者もいます。免疫力を高めて、元気な身体づくりを是非始めてみませんか?

(T.M)