外来だより

外来だより 2009年 3月号

2009年03月01日

三月に入り、日ごとに暖かくなってきました。県内各地では2月の下旬からおひな祭りが開催されています。歴史のある古い雛人形や家庭で飾られなくなったもの、創作雛などを展示し、一般に公開するというものです。大分県では「天領日田おひなまつり」が有名です。日田市には江戸時代幕府の直轄地として代官所がおかれ、当時の豪商のコレクションが今もなお残っています。おひな祭り期間中は市内約20カ所の旧家や資料館で当時のひな人形や道具が公開されています。ぜひお立ち寄りください。
ところで、気候も良く、行事ごとの多いこの時期、外出する機会もぐっと増えてきます。でも外に出ると、目がかゆくなったり充血したり、鼻がムズムズしてくしゃみや鼻水が出たり・・・と花粉症の症状でお困りの方も多いのではないでしょうか?
花粉症の方は年々増え、今では約6人に1人が花粉症と言われています。花粉の飛散量は天気や時間によって大きく左右され、晴れや曇りで気温の高い日や湿度の低い日、風の強い日、雨の日の翌日などは多くなります。1日の中では気温の高い正午前後に飛びやすく、舞い降りてくる夕方にも多くなるようです。
花粉の多い時にはできるだけ外出を控え、家で過ごしましょう。また、外出する場合にはマスクやゴーグル型の眼鏡を着用して花粉に触れないように心掛け、外出先から戻ったら室内に花粉を持ち込まないように洋服や髪についた花粉を払い、室内を清潔に保ちましょう。

花粉症イメージ それでも花粉を完全に防ぐことはできません。症状の現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。毎年症状の出る方は症状の出る前に医療機関に相談し、対策をとることでピーク時の症状を軽くすることができます。
また、CLをお使いの方は、この時期に合わせて1dayタイプのレンズに変更してみたり、洗浄効果の高い洗浄液を使ってみるとよいかもしれません。ご不明な点はお気軽にご相談ください。

(N.M.)

2009年3月1日