外来だより

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外来だより 2015年 7月号

   雨模様の中、本格的な夏を迎えましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。クーラーの効いた室内でじっとしていたいような毎日ですが、海開き、山開きの各地のニュースを見ると、早々と夏休みの計画を立てたくもなる今日この頃です。

 さて話は変わりますが、最近、眼鏡屋さんやテレビコマーシャルでも「パソコンメガネ」や「ブルーライト」という言葉を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?

 言葉は聞いた事はあっても光を浴びている自覚も無いし、見える光でも無いので頓着なく過ごしていましたように思います。皆さんの眼もテレビや照明、パソコン、スマートフォンやゲーム機など常にLEDという照明に知らず知らずにさらされています。このLED照明の中に「ブルーライト」が含まれていて、いつの間にか浴びない日は無いということに気づきました。

 ブルーライトは眼や体に大きな負担をかけると言われており、厚生労働省のガイドラインでも1時間、ブルーライトを浴びた際には15分程度の休憩を取るように推奨されています。

 紫外線やブルーライトのような強い光は、角膜や水晶体では吸収されずに網膜へ直接届き、わずかでも浴び続けると中心にある「黄斑」がダメージを受け、加齢とともに増えていく「加齢黄斑変性」の原因となる場合もあるそうです。

 加齢黄斑変性はアメリカでは高齢者の失明原因の第1位、日本でも急速に増え続けているので注意が必要です。

 その他にも疲労による眼痛、高血圧や不眠、うつなどの症状を起こす可能性も疑われており、まだまだ研究段階のブルーライトですが、目にも体にも良い影響を与える事は無いようなので出来るだけ浴びないに越したことはありません。

 今では、眼鏡もそうですが液晶に貼るタイプの「ブルーライトカットシート」なども発売されていますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

 さて、これからの時期、気温がかなり高くなるため、高齢の方や小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、熱中症に十分注意が必要になってきます。こまめに水分補給を心がけ、気温の高い日は衣服の調節やエアコンを上手に活用して、体調管理に気をつけましょう。(K.T)