外来だより

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外来だより 2006年6月号臨時増刊 「咽頭結膜炎の流行にご注意!」

咽頭結膜炎はプール熱ともよばれ、結膜炎をひきおこすことでよく知られています。毎年6月ごろから増加しはじめ、7~8月にピークを迎えます。今年も全国で大流行の兆しが見られます。全国各地の観測で、今年も患者数が増加してきています。

高熱(39~40℃)で発症し、3から7日続き、のどが真っ赤になり、時には物が飲み込めなくなることもあります。目は目やにがでて、まぶしくなったり涙が止まらなくなったりします。潜伏期は5~7日程度です。
プール熱という名の通り、多くはプールなどで直接目やのどの粘膜からウイルスが侵入することによって発症します。タオルを共用したことにより感染したという報告もあります。5歳以下が約6割を占めています。
特異的な治療法はなく、目に対しては、点眼薬などによる症状緩和といった対症療法が中心になります。うがいや手洗いを励行することが大切です。便にもウイルスがいますので、おむつを替えた後の手洗いはしっかりとしましょう。タオルの共用はやめましょう。おふろは最後に入りましょう。水泳前後のシャワーや水泳後の洗眼、うがいもしっかりとしましょう。
発病イメージ学校保健法では、第二種伝染病に位置づけられており、症状がなくなった後、2日を経過するまでは出席停止となります。
なおった後も、ウイルスは咽頭からは発症後7日間から14日間、便からは30日間くらい排出し続けます。感染力が非常に強いので十分気をつけて下さい。

2006年6月2日