お知らせ
外来だより 2026年 7月号
2026年07月01日
7月に入り、暑さが本格的になってきました。気温や湿度が高くなるこの時期は、熱中症に注意が必要です。令和7年は、気象庁による統計開始以降、夏の日本の平均気温が最も高く熱中症警戒アラートの回数が過去最多だったそうです。暑い夏を元気に過ごすために、熱中症対策を心がけましょう。
まず暑熱順化(しょねつじゅんか)といって夏の暑さに体を慣らすこと。体が暑さに慣れると、すぐに汗が出て体温が下がるため熱中症になりにくくなります。暑熱順化には個人差がありますが、数日から2週間程度かかります。夏本番が来る前から、軽い運動や入浴を心がけ、体を暑さに慣れさせましょう。
そして水分をこまめに摂ることです。摂取量の目安として、屋外や運動時では20~30分おき、室内では1~2時間おきにコップ1杯(150~200ml)の水分補給をする。また、人間は軽い脱水状態の時にはのどの渇きを感じないようです。なので、のどが乾く前、または暑いところに出る前から水分を摂っておきましょう。水分だけではなく塩分もほどよく摂ることが大切です。過度に塩分を摂る必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分をとりましょう。塩分入りタブレットなどは簡単にすぐ取り入れられるので良いですね。タイミングとしては汗をかく30分前に一粒、汗をたくさんかいたあとに水分と同時に摂ると良いそうです。ただし、かかりつけ医から塩分の制限をされている場合はよく相談の上、その指示に従いましょう。
さらに熱中症の約6割は室内でも発症しているようです。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」と我慢せずにエアコンをつけましょう。また、エアコンをつけていても設定温度が高い場合、自覚症状がないまま脱水が進む高齢者や子どもは特に注意が必要です。
適切な設定温度は24~28℃で、扇風機・サーキュレーターを併用し空気を循環させ、つけっぱなしにした状態で室内環境を一定に保つことが大切です。
熱中症は少しの心がけで予防することができるので、自分に合った対策を取り入れながら無理せず健康に過ごしていきましょう。
