お知らせ

外来だより 2024年 2月号

2024年02月01日

 暦の上では春とは言うものの、まだ寒い日が続く今日この頃、お変わりございませんでしょうか。2024年がスタートして、あっという間に、1か月が過ぎてしまいました。

 さて、今年はうるう年。2月が1日多く、29日まであります。うるう年の主な目的は、太陽暦と私たちが日常生活で使用するグレゴリオ暦とのズレを修正することです。

 少し細かく調べてみると、地球は太陽の周りを約365.2422日で1周します。しかし、私たちが使っているカレンダーは1年を365日としています。この為、約0.2422日のズレが毎年発生してしまうことになります。このズレが積み重なると4年後には、0.9688日のズレが発生し太陽暦とグレゴリオ暦の日付が約1日ずれてしまいます。このズレを解決するために、うるう年が導入されました。もしも、うるう年がなかったとするとズレが年々積み重なり、カレンダーや季節のズレまで生じてしまいます。このズレが、農業や伝統的な行事や祭りの日程、日常生活の様々な面に影響が出てしまうことになります。うるう年は私たちの生活において重要な役割を果たす1年なのですね。

よく29日にお誕生日の方がいると「うるう年にしか歳とれないねー」なんて冗談のやり取りをしますが、日本では「年齢計算ニ関スル法律」によって年齢を計算する際は出生日を初日に算入することが定められていて、29日生まれの人は28日24時(=3月1日0時)に1つ歳を取ることとなっています。確かに4年に1度しか本当の誕生日を迎えることができませんが、とても重要な1日であること知ると4年に1度である今年の誕生日は、特別な思いでお祝いが出来そうですね。

 さて、1月に発生した能登半島、北陸地域での震災で被災された方々、またその関係する皆様へ心からお見舞い申し上げます。不安で大変な日々をお過ごしのことと思います。1日も早く平穏な日常が戻りますようお祈りしています。