お知らせ
外来だより 2026年 3月号
2026年03月01日
今年も寒い時期が終わり日ごとに暖かくなってようやく春の訪れを感じる季節になりました。桜が綺麗に咲くのが待ち遠しいです。また、春一番が吹くなど風の強い日も増えてきて花粉症の方にとっては辛い時期の始まりかもしれません。そこで、ご家庭でもできる花粉症対策についてまとめました。下の4つの視点を考慮するとよいでしょう。
第一に、外出時のテクニックです。アウター素材ですがウールのコートは綿素材に比べて約10倍もの花粉を吸着してしまいます。表面がツルツルしたダウンジャケットなどポリエステルやナイロン製の服を選びましょう。またマスクが大事です。マスクの内側に「湿らせたガーゼ」を挟むだけで除菌率が高まります。眼鏡の着用も効果的です。花粉症用の眼鏡が一番ですが通常掛ける眼鏡でも効果があります。
第二に、帰宅後に花粉を持ち込まないです。家に入る前に頭や肩など衣類についた花粉を手で払います。そしてインフルエンザやコロナなど感染症対策の基本ですが手洗いうがいをすぐにしましょう。さらに洗顔もすると目の周りなど顔についた花粉を洗い流すことが出来ます。室内での換気ですが窓を開ける幅は10㎝程度にしてレースカーテンを閉めておきましょう。室内での流入を抑えることが出来ます。
第三に、掃除のポイントです。掃除機をいきなりかけると床に積もった花粉を排気で舞いあげてしまいます。掃除機の前にウェットタイプのワイパーで拭き取りましょう。その後に掃除機を掛けるのが正解です。
最後は、粘膜を守る食事と習慣です。刺激物になる香辛料やアルコールは血管を拡張させます、症状が重い日の晩酌は控えめにしましょう。そして十分な睡眠を取りましょう。睡眠不足は免疫バランスを崩し、症状を悪化させる原因になります。
以上のことをご家庭で試してみてください。花粉症の症状は鼻水や目のかゆみだけでなく、集中力の低下や睡眠の質の悪化を招き、日常生活に大きな影響を及ぼします。症状があれば早めの受診をしましょう。また、緑内障など点眼薬を使用している患者さんは花粉症治療を開始すると目薬の種類が増えますので10~15分以上間を空けてしっかり点眼してください。今月も皆様が健康に過ごせるよう願っています。
