外来だより

外来だより 2012年 7月号

2012年07月01日

今年も早いもので7月に入り2012年もついに折り返しました。 学生のいらっしゃるご家庭では、そろそろ6月に行われた学校検診の結果を持ち帰っている頃ですね?保護者の皆さん、検診の結果にはもう目を通されましたか?
さて、眼科検診ではどのようなことが行われているか、みなさんご存知ですか? 眼科検診は、年に一度学校医の医師が各学校を訪問し、学生の皆さんの目の健康状態を診察するものです。と言っても、眼科での診察とは違い、診察できる範囲は限られています。ここで診察できることは、結膜(白眼)の状態、斜視の有無、先天性の眼病変(目の前面の部分)の有無です。
検診の事前の質問で保護者のみなさんから、視力はどうですか?眼鏡はあっていますか?といったような質問が多く寄せられるそうです。これは眼科検診で目の状態を見るだけでは分かりません。目の奥の網膜の状態や、視力、眼鏡の度数が合っているかといったような内容に関しては、一度眼科を受診して詳しい検査が必要です。
検診で異常を指摘された方はもちろん、その結果に関わらず、見えにくさや見え方の異常を感じる場合には眼科を受診し、検査を受けましょう。 また、斜視を指摘された場合には、脳の異常が疑われるものもありますので、早めに眼科受診をしましょう。
検査の結果、視力低下がある場合、眼鏡が必要になることもあります。医師から眼鏡の説明を行いますが、ほとんどの保護者の方々は気が進まない様子で、どうにか掛けさせずに済む方法はないかと尋ねられます。よく話を伺うと、子ども以上に保護者の方が見た目の印象を気にしたり、眼鏡を掛けると度数が進み、目がもっと悪くなるのではないかと誤解していることが多いようです。
お子さん自身が日常生活に不便を感じ始めいれば、眼鏡が必要な時期といえます。見た目を気にして眼鏡を掛けさせないのは、かなりの負担を強いることになります。授業中に黒板が見えないということになると、授業の内容が理解できずに授業についていけなくなってしまいます。普段からお子さんの様子をよく観察し、黒板は見える?など困っている様子はないか聞いてみるのも大切です。

七夕のイラスト 子どもの場合、体と同様に目もまだ成長途中です。体の成長と同時に目も成長し、それに伴って目の度数(遠視、近視、乱視の度数)も変化し、視力の変化へと繋がります。 これは眼鏡を掛けるかけないに関わらず、成長期の間は視力の変化が見られやすい期間です。一年前に合わせた眼鏡が今年はもう合わないということも珍しいことではありません。 眼鏡について正しく理解し、子ども達が進んで眼鏡を掛けられる、環境作りにご協力ください。不明な点などがあればいつでもスタッフにご相談ください。

(N.M)