外来だより

外来だより 2009年 12月号

2009年12月01日

2009年一年間を振り返る月になりました。今年もたくさんの事がありすぎて、何を書いたらよいのかわかりませんが、皆さんの関心は自民党から民主党を中心とした連立政権への交代で、これからどのような日本になるのかということが一番なのでしょうか。事業仕分けも一見正しいように見えますが、民主党が意図しているのはテレビ放送を前提とした「政権ショー」であるように感じます。最初から答えありきの、たった1時間かそこらで、しかも仕分けの司会者が興奮、高揚した状態で予算の方向性が決定してしまうのはなんだか中世の「魔女裁判」のように思えて納得がいきません。
医療にしても、医療崩壊が現実化し、身近な医療機関がなくなりつつある今、雇用環境の悪化などによる生活の不安定により、早期受診を控えるようになっているのではないかと心配です。国民が経済的負担を心配することなく、悪いときはいつでも医療機関に受診ができるような社会になることを願っています。

日に日にコロコロ変わる新型インフルエンザのことも毎日、新聞やニュースに耳を傾けないとついて行けないこのスピードの早さに不安がいっぱいですね。病気のことも自分で勉強して予防することも大切なことですね。まだワクチンが子供さんに十分行き渡っていません。予約をしてもいつワクチンが注射できるか予測が立たない状態です。お子さんを持つご家族の方は、不安な日々を送っていらっしゃることと思います。当院においても同様で、スタッフ全員に新型インフルエンザのワクチンが行き渡らず、3分の1以下の人数しか注射が出来ませんでした。ワクチンをまだ受けていないスタッフには申し訳ない気持ちでいっぱいです。小さいお子さんやご高齢の方などを含め、早く国民全体にワクチンが行き渡ることを願っています。

病院イメージ 平成16年(2004年)6月に当院を新しく建て替えて、今年の6月で早くも5年が経ち6年目に入りました。5年という節目の年、右田眼科という個人商店から医療法人杏水会 右田眼科となり、気持ちも新たにスタートしました。来年はさらに開業30年という節目を迎えます。今後も満足度の高い患者さん中心の眼科医療を目指していきます。来年もよろしくお願いいたします。

(C.N.)

2009年12月1日