外来だより

外来だより 2018年 1月号

2018年01月17日

明けましておめでとうございます。みなさまにはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は国内ではさまざまな出来事がありました。大分県内では7月の豪雨により県内各地に甚大な被害を出しました。また、台風18号により危機的な大雨で県内各地に大きな爪痕を残しました。しかし、多くの方々のご支援も受けながらかなり復興に向かっており、報道を見るたびこちらも元気になります。ぜひ完全復興を遂げていただきたいです。

医療界におきましても医学のめざましい進歩による高額な薬剤の登場など、多くのトピックスがありました。患者さんにメリットは多くなる反面、国家財政は厳しくなるばかりです。平成27年度の国民医療費は42兆3,644億円となり、前年度の40兆8,071億円に比べ1兆5,573億円、3.8%の増加となっています。人口一人あたり33万3,300円となり、前年度の32万1,200円に比べ1万2,200円、3.8%の増加となっています。日本国、医療機関、国民ともにさらなる努力が必要となるでしょう。

医療機関における職員の労働環境の改善も喫緊の課題です。いまさらですが、医師の働き方が論議されるようになってきました。過労や労働環境の厳しさによる医師の自殺者も毎年出ており、国は何の手立ても打ち出せないでいます。医師、職員を含め、国民とともに健康的で効率的な働き方を考えなくてはならない時期に来ていると感じます。当院としても、今年から職員の働き方改革を実践してゆきます。職員に笑顔がなければはたして患者さんに優しく出来るでしょうか。ご来院の皆様のご協力を是非ともお願いする所存です。

今年も患者さんの満足度の高い眼科医療機関を目指して職員一同努力する次第です。

新年が皆様にとりまして、希望に満ちた明るい年になりますことをご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。(M・M)