外来だより

外来だより 2021年 7月号

2021年07月01日

今年も早いもので半年が過ぎいよいよ7月。今月の23日~東京オリンピックが開催されます。新型コロナウィルスの影響で1年延期となりましたが、東京での開催は1964年の第2回大会以来57年ぶり、同一都市で複数回開催としては夏の大会では初となります。

コロナ禍で不安な気持ちはありますが、開催されれば多くの方が家で観戦を楽しむと考えられます。五輪の見たい競技、種目のランキングでは断トツで開会式がトップ。2位以降はマラソン、閉会式と続き、陸上競技、競泳、体操、柔道、野球、サッカーなどが人気種目のようです。また今大会からの新競技の中で、空手も注目されています。日本人のアスリートにとって、自国開催は特別なものであり、政府や大会関係者だけでなく、国民も一丸となって、純粋にスポーツが楽しめる大会が開催される事を期待しています。

さて、オリンピック以外にも楽しいイベントのある夏ですが、そんな季節に注意したいのが「熱中症」です。熱中症は屋外ではもちろんですが、屋内においても注意が必要です。日光に当たらなくても、高温多湿の環境下では発症する危険が高くなります。

今年の夏も新型コロナウィルス感染症対策としてマスクの着用を余儀なくされており、変異株への対策で2重マスクが推奨されています。気温、湿度が高い中でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなる恐れがあるため例年以上に熱中症の注意が必要になってきます。人は熱い息を吐きだして体温調節をしているのですが、息を吐きだしてもマスクの中に熱がこもってしまうため、口や鼻の周りの湿度が高く、喉の渇きに気づきにくく水分補給が少なめになってしまうようです。立ち眩み、呼吸や脈が速くなる、くちびるのしびれ、だるさ、頭痛、めまい、吐き気などの症状を感じたら熱中症を疑いましょう。

もしも熱中症を疑う症状があったら、すぐに涼しい所に移動し、体を冷やす事。首の前、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的です。そして、スポーツドリンクなどで水分補給をして様子をみます。意識がない、ろれつが回らない、自分で飲み物が飲めないなどの症状がある場合は早急に救急車を呼ぶ必要があります。

熱中症にならないためのポイントとしては

  • バランスの良い食事をしっかり3食摂り、十分な睡眠で疲れを取りましょう。食事の際、汗で失われやすいミネラルや水分を含んだ野菜をたっぷりとることがお勧めです。
  • 日ごろから、喉の乾きを感じる前に、こまめに水分補給をする習慣をつけましょう。
  • 換気も必要ですが、暑い日は冷房設備で室内の温度湿度調節に気をつけましょう。
  • 涼しい時間に散歩や室内で軽い運動をし、暑さに備えた体づくりを心がけましょう。暑い日の屋外スポーツ及び作業などでは、15~20分毎に必ず休憩を取り、人との十分な距離が確保できる場合適宜マスクを外しましょう。体調が悪いと感じたら無理せず静養しましょう。

梅雨明けを迎えると暑さも本格的になってきます。暑さに負けない体力づくりを心がけ、引き続き感染対策を怠らず、元気に夏を過ごしましょう。