外来だより

外来だより 2022年 3月号

2022年03月01日

ひと雨ごとに暖かくなり、春の訪れを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?この時期になると春休みに入った学生の患者さんが多く来院されます。新生活に合わせてメガネやコンタクトの度数を調整したり、初めてコンタクトやメガネを合わせる方もいます。
初めてメガネを合わせる場合は近視の方は少し弱めをお勧めします。度数が強いとよくはっきり見えるのですが疲れやすく、場合によっては頭が痛くなったり気分が悪くなったりすることがあります。遠視の方は度数をきちんと入れておかないと足りない分は無意識に自分で調節をするために疲れる原因になります。メガネは眼科で合わせましょう。
メガネの場合は選ぶときも注意が必要です。メガネの幅が狭いものは視線をずらした時にレンズの部分を通して見ることが難しい場合があります。目とレンズの距離も重要です。近すぎても遠すぎてもレンズの作用が変わってきます。お子さんの場合は、ずれにくくするために鼻当てがあるものを選び、フレームがある方が丈夫なためフレームがあるものを選びましょう。
コンタクトレンズを使っている人は多いですが、間違った使い方をすれば失明に至ることもあります。手入れが不十分だったり、使用期間を守らなかったりすると重い眼障害につながることがあります。注意事項が書いているので初めての人は必ず添付文書をよく読むようにしましょう。またメガネだけで過ごす日を作りましょう。便利なものでも目にとっては異物です。週に1回はメガネだけで過ごし、目を休めるようにしましょう。更にコンタクトを使っていて困っている事がないからと言って眼科で目のチェックを受けないのは禁物です。自覚症状が出にくいものもあるので定期検査はきちんと受けましょう。
メガネもコンタクトも物をよく見るために欠かせません。困ったときは眼科で相談しましょう。

ソース画像を表示