清秋の候、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。早いもので今年も残すところ3か月となりました。10月はスポーツ、芸術、味覚の秋、いろいろなイベントがあり、楽しい季節ですね。何かを始めてみるのも良い気候ですが、何をするにも何処へ行くにもコロナ禍でマスクは外せない状況はまだまだ続きそうです。

マスク使用の生活は呼吸がしづらく、息苦しさを感じられる方が多いと思います。マスク内の空気を窮屈に吸い込むのではなく、スポーツしながら、仕事をしながら、誰かと会話しながらでも、思いっきり自然の空気を吸い込みたいと思っていることでしょう。

　改めて呼吸とは何か。呼吸とは体外から酸素を吸入して、体内の物質を酸化し、その結果生じた炭酸ガスを排出する作用（ガス交換）であり、私たちの体は食べ物などの栄養を取り入れたら、酸素で燃やし、生きていくために必要なエネルギーを作り出しています。また、燃えカスとなった二酸化炭素を吐き出すためにも呼吸が必要なのです。呼吸は体内の酸素量、二酸化炭素を調整し、生命維持に重要な役割を担っているのです。

　さらに近年の研究で人間の感情の動きと呼吸の間には密接な関わりがあることも分かりました。「良い呼吸」。ゆったりとした深い呼吸をする事によって、十分な酸素が細胞に取り込まれ、エネルギー代謝が活発なり、からだの各機能がスムーズに働き、肉体的精神的に安定な状態につながるそうです。免疫機能アップにも期待できます。

マスク生活の中大変でしょうが、マスクを外していい場所では是非、「良い呼吸」「深い呼吸」を心がけ、美味しい空気をたくさん体に取り込んで、元気でさわやかな秋をお過ごし下さい。

さて10月10日は目の愛護デーでもあります。半年に1回、年に1回など定期健診を。忘れて延び延びになったままの方はいませんか。ぜひこれを機会に目の健康にもお気をつけ下さい。